ブラジリアン柔術トーナメント コパブルドッグハンター クリスチアーノカミニシ主催
■コパブルドッグハンター
2005年3月27日(日)愛知県豊川市・豊川市体育館 クリスチアーノカミニシ主催 ブラジリアン柔術オープントーナメント

愛知県豊川市でAXISのクリスチアーノカミニシ選手がブラジリアン柔術大会を開催しました。クリスチアーノ選手に呼ばれた為当方も観戦に行ってきました。なかでもこの日最終で行われた黒帯スーパーファイトに注目が集まりました。一人は先日のプロ柔術Xで渡辺孝選手と死闘を繰り広げたダエウシー選手、対するは去年の全日本では紫帯アブソリュートで並居る強豪を打ち破り決勝までいったものの今をときめく青木真也選手に敗れたジョン・バチスタ・ヨシムラ選手。その後茶帯になり今年の一月にホドリゴ・ヒラカワ選手と共に黒帯に上がったようです。2選手とも知っているので戦前予想としては、同じ体重ならダエウシー選手有利と思ったのですが、バチスタ選手のほうが1階級重く、またパワーある選手なので良い勝負なのではと思いました。
×ダエウシー・カルバーリョ・ジュニオ(バルボーザJJ) 4-6 ジョン・バチスタ・ヨシムラ(BJJAJ)○

開始、立ちの攻防が続く。ダエウシー選手が何度か投げを狙いバチスタ選手がしのぐ展開。そしてダエウシーついに投げが決まったのですが場外に出てしまいAD。その後立ちで不利と見るやバチスタ選手が引き込みに作戦を変える。しかしダエウシー選手パスも強くバチスタ選手が下から潜り込んでくるも潰されてしまいADを追加。中盤までこの展開でダエウシー選手がADを重ねて行く。
中盤に差し掛かり下からガードを取るバチスタ選手に対し上からホダード(ネズミ捕り)を仕掛けるダエウシー選手。極める為に上下入れ替わったところこれにスイープのポイントが入る。バチスタ選手はホダードをかわしポイントリード。この後もまたダエウシー選手執拗にホダードを狙うが結果的にポイントを追加されてしまう。ダエウシー選手レフェリーに対し抗議するも認めてもらえず、時間がなくなってきて焦るダエウシー選手、強引に投げに行ったところ反対にカウンターで投げ返されてバチスタ選手ついに6P目ゲット。会場からは大のバチスタコール。
終盤に差し掛かりついにダエウシー選手の大外狩りが決まり2P取り返す。続けざまサイドからニーオンザベリーで2P追加。そこから強引に腕を取りにいくも、そこをバチスタ選手かわして立ち上がる。時間残りわずかでバチスタ選手が逃げる。これをダエウシー選手レフェリーに抗議するとダエウシー選手にレフェリー抗議によるマイナスアドバンが入る。そして時間切れに。バチスタ選手勝利。会場にBJJAJ軍団やバチスタの友人達がなだれ込んできて会場中大騒ぎで終了しました。
試合後ダエウシー選手側がレフェリーのクリスチアーノカミニシ選手に抗議していました。ちなみにレフェリーは他の人が皆断った為最終的にクリスチアーノ選手が自らやることとなりました。少しダエウシー選手アウェームードが強く気の毒でした。試合の判定については確かに微妙な線ではあります。ダエウシーが絞め技を仕掛け自ら上下入れ替えていたのですがパッと見分かりづらくまた相手側が盛り上がる為一見スイープのようにも見えました。見た目の印象で言えば序盤〜中盤はダエウシー選手が押していましたが後半はバチスタ選手が押していたように見受けられました。特に試合中二人の胴衣がはだけた際、ダエウシー選手よりも一回り大きいバチスタ選手のボディビルダーのようなムキムキボディが印象的で試合中もその身体能力の高さを際立たせていました。とにかくダエウシー・バチスタと二人とも良い選手で良い試合でした。ちなみにこのバチスタ選手は4月の名古屋DEEPで総合ルールにて雷暗暴選手と対戦が決まっています。

肝心の大会の方は出場選手の9割方がブラジル人で、大会進行も予想通り時間押し押しで9時集合で試合開始が11時半頃からでした。進行方式も全部一編にやるのではなくまず白帯から順に一つずつ終わらせていくもので、勝ち上がった際の試合間の時間が短くなる為スタミナが最後にモノをいいます。あとは若干レフェリングのことで揉めていました。レフェリー間の差が激しく、レフェリーによってはスイープしても7〜8秒上をキープしていないとポイントが入らなかったり、違うレフェリーは通常アドバンテージぐらいのものを全てポイントにしていたりと、選手にとってはそれ如何によって勝敗が変わってしまうので大変な問題だと思いました。とりあえず乱闘はなかったので良しとして、良くも悪くもとこれぞブラジルという感じの大会でした。