ロシアとサンボ ―国家権力に魅入られた格闘技秘史―
ロシアとサンボ ―国家権力に魅入られた格闘技秘史―
ロシア帝国はなぜ”最強”格闘技の誕生を欲したのか!?
◆あなたは、格闘最強国家ロシアの強さの秘密を知っていますか?
誰も明かすことのなかったサンボの国の全貌が今ここに…
【第一部】スターリン時代に生まれた格闘技
【第二部】すべての権力をソヴィエト・スポーツに
【第三部】実戦戦闘術「コンバットサンボ」の真実
【第四部】サンボは柔道なのか?
著者:和良コウイチ
定価 2200円+税
■ Topics
ロシア帝国はなぜ”最強”格闘技の誕生を欲したのか!?
本書によって、ぼくは、初めて通史としてサンボの歴史を俯瞰することができました。貴重な一冊である。
―夢枕 獏(『餓狼伝』『東天の獅子』作者)
“昭和の三四郎”から一本!社会主義と柔道に隠された、サンボの真実。
―松原隆一郎(東京大学大学院教授)
■ 目次
◆プロローグ
【第一部】スターリン時代に生まれた格闘技
【序 章】
◆偽られたサンボ史
【第一章】
◆祖国に裏切られた創始者
サハリンの孤児が運命の来日/柔道との出会い/ウラジオストクで柔道クラブ設立/
世界初の国際柔道大会?/ロシア人スパイ、オシェプコフ/再び〈柔道〉の世界へ/
ノボシビルスクでの活動/モスクワの赤軍中央会館時代/国立中央体育大学での活動/
オシェプコフにとっての実戦/実戦とスポーツのあいだ/講道館柔道から遠く離れて/
民族レスリングの影響/日本から見たソ連柔道/フリースタイルレスリングへの改称/
オシェプコフの心労/〈日本のスパイ〉が粛清された日
【第二章】
◆柔術vs柔道、自己防衛術の行方
柔術家とサンボの関わり/世界に広まる柔術/ロシアにおける柔術/柔術をもとにした自己防衛/
スポーツとしての自己防衛/オシェプコフvsスピリドノフ/論争と敗者と死と
【第三章】
◆柔道の消滅、サンボの誕生
創始者"とサンボの思想/父はパリ帰りのプロボクサー/〈柔道〉との出会い/柔道消滅/
一九三八年六月、神話の裏側/国技誕生/一九三八年の意味/戦争の中の自己防衛術/
戦後のリーダーとして独走/フリースタイルレスリングからサンボへ/
国際的なスポーツへ発展するために
【第四章】
◆真の創始者は誰か?
全ロシアサンボ連盟の見解/ハルランピエフの剽窃/さらなる神話化と反発/ハルランピエフ
に質問した日本人/ベテラン会議の明かしたこと/A・ハルランピエフは生きている/結論
【第五章】
◆廣瀬中佐起源説のミステリー/ファンタジー
日本オリジナルの珍説?/露帝の前で柔道を披露/日露戦争中に創作された物語/ファンタジー
の真実/廣瀬のおかげでロシアの柔道が普及?/ロシアの廣瀬情報/柔道界の戦争貢献"/
戦死とメディア
【第二部】すべての権力をソヴィエト・スポーツに
スポーツと国家/二大システムその一、GTO制度/二大システムその二、スポーツ等級制度/
世界一への道のり/ソ連型システムの利点と欠点/国営サンボ学校の場合/暗い眼のコミュニスト
とアントニオ猪木/松前重義に協力/ディナモ、そしてKGBの真実/ソ連における秘密警察/
共産主義者のノスタルジー/ペレストロイカとスポーツ界の混乱/英雄の現在・過去・未来/
プーチンのサンビスト時代/格闘技から政治へ/五輪採用を目指して/国家とサンボ
【第三部】実戦戦闘術「コンバットサンボ」の真実
二つのサンボ/スラヴ民族の格闘技/サンビストの特殊部隊/隠されたコンバットサンボ/
ハリトーノフに聞く/競技化するコンバットサンボ/空挺部隊に潜入/実戦への回帰
【第四部】サンボは柔道なのか?
【第一章】
◆日本初上陸の衝撃
貶められるサンボ/ソ連で柔道復活/国際舞台に進出/恐れる日本/サンビスト4名、初上陸/
ソ連式柔道の躍進/日本サンボの歩み/日本サンボの現状
【第二章】
◆サンボ批判"を批判する
サンボ批判の原点/「日本柔道の焼き直し」という批判/柔道絶滅期に花開いた独自性/民族レス
リングと柔道の技の共通性/足関節技は柔術のものだった?/柔術とサンボのアキレス腱固め/
柔道とサンボの膝十字固め/技の起源探し"が見ていないもの/現代サンボから見たオシェプコフ/
現代柔道から見たオシェプコフ/クリック教授の見解
◆あとがき
◆主要参考文献
◆付録・サンボFIAS公式試合規則
 ロシアとサンボ ―国家権力に魅入られた格闘技秘史― |
商品番号 |
vb-048 |
商品名 |
ロシアとサンボ ―国家権力に魅入られた格闘技秘史― |
定価 |
2,420円 |
販売価格 |
2,420円 |
税別価格 |
2,200円 |
メーカー |
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送料区分 |
送料別 |
配送タイプ |
宅配便 |
在庫 |
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